祈る

戦争は、人の意識の集合体だと思う

 

前に、出会った方で世界一周の旅先で、紛争地域に訪れて、戦争は何故起きるのか、「物資の奪い合い」が大きな理由だとわかったと言っていました。

 

奪う、奪い合う

搾取する、搾取される

侵略する、侵略される

 

そういう意識がもし、つくっているのなら、

わたしたちにできることはなんだろうと考える。

 

これは自分の外で起きていること

よその国で起きていること

自分には関係のないこと

対岸の火事なんかじゃなくて。

 

各々の自分自身の心や意識と関係していると思う。

自分の意識が、目の前の現実を映し出している。

世界の誰もがその実際を共有している今、

そこから学ぶことはなんだろう

 

あいつより秀でていたい

優位にたちたい

なめられたくない

思い知らせたい

 

そう思ったことはあるか。

わたしはある。

 

執着とプライド、見栄と欲とか、

自分を大きく見せたい、そういった思いに取り込まれている時は、辛く苦しい。

 

戦いの火種になる思いは誰もがもっているかもしれない。

 

昔見た、サンリオのキキとララの「青い鳥」のアニメで、夜の御殿に訪れたチルチルミチルたちに、

バイキンたちが取り憑いてみんな人が変わっちゃうシーンがあった。

病気のバイキン、ひがみバイキン

心が凍るバイキン

おこりんぼのバイキン

どうせわたしなんて、のバイキン

 

そして最後このバイキンたちが合体したら

戦争のバイキンになった。

子どものアニメだけど、今思えば的を得ていると思った。

 

今、ひとりひとりにできることは、

自分の感情、そういった思いに気づいたら、その思いをなくすのではなく、悪とまず、決めつけないで、

「なんでそう感じているのか」を、自分と向き合って解放してあげることなんじゃないかな。

 

 

燻った怒りや、執着、恨みは紐解けば、

さみしさだったり、悲しさだったりするから。

 

過去の痛みとも繋がっているかもしれないし。

もしかしたら自分で選んだ感情じゃないかもしれないし。

 

本当は自分はどう思っているのか。

 

紛争地域で出会った少年兵の子は、本当は殺したくないと言っていたと、その人は話してくれました。

心が痛くなった。

 

抑圧されている思いがあるなら、

解放して、本当に自分が選びたいものを選ぶ、心地が良いものを選ぶ。自分自身を癒してあげる。

 

恨みから恨みの連鎖ではなく、

心地よく、幸せな連鎖に関心が多く向けられたらいいな。

 

わたしたちは誰にも虐げられてはいないし、

支配されてない。

 

 

自分を知れたら相手も知ることができる。

自分の正解と相手の正解は違うということがわかる。

 

思いをわかち合う、わけ合う。

与えて、与えられる。

 

自分のまわりの豊かさに気づけて、

もうそこにある、と感じて

自分を生きる

 

大きく何かを変えるには、小さな変化から

心地よさに溢れてみんな思い切り幸せでいようよ

 

そういう生き方が、わたしはいいです。

祈りを込めて、本当にそう思います。